その他諸国エッセイ・随筆
【内容紹介】
わたしたちの食べ方は、
100年後も持続可能なのだろうか?
NYの星付き人気レストランのオーナーシェフによる
飲食産業にパラダイムシフトを起こす傑作ノンフィクション。世界中の農家や畜産家、養殖場、育種家を訪れ、エシカルな未来の食のあり方をさぐる。
【目次】
はじめに──未来への食の扉を開けてくれたトウモロコシ
I部 土──見ているものの本質を理解する
1章 子育てはいつから始まる?
2章 小麦の歴史は人類の歴史
3章 生命を奪われた小麦
4章 雑草は役立たずではない
5章 化学肥料で衰えた土壌
6章 地下の眺め
第II部 大地──自然からの贈り物
7章 スペインの美味しいフォアグラ
8章 豊かな自然が育むフォアグラ
9章 シェフは料理の芸術家
10章 チキンの悲劇
11章 魚の餌になる鶏肉
12章 デエサの恵み
13章 天然フォアグラへの挑戦
【著者略歴】
1969年ニューヨーク州生まれ。タフツ大学卒業。
ニューヨーク・ウェストビレッジの〈ブルーヒル〉、ニューヨーク郊外の農場直結型レストラン〈ブルーヒル・ストーンバーンズ〉シェフ・共同経営者。「ファーム・トゥ・テーブル」を掲げ、食材への徹底したこだわりと美しい料理で知られる。食や農業に関する教育活動家としても活躍。
本書および〈ブルーヒル・ストーンバーンズ〉は、料理界のアカデミー賞と呼ばれる「ジェームズ・ビアード賞」を受賞(2015年)。「世界で最も影響力のある100人」(「タイム」誌)、「ニューヨーク市のベストシェフ」、「米国のトップシェフ」(ジェームズ・ビアード財団)に選ばれている。