「忘れるな。おまえの身体はおまえのものじゃない。私のものだ。」
三日に一度、鳴り響く携帯電話の呼び出し音は拷問が始まる合図だ…
システムエンジニアの長峰克史は三年ぶりに本社に戻ったが、ろくな仕事がまわってこず不満の毎日だった。
さらに、ある男との出会いが長峰をより過酷で屈辱的な状況へと追いやる。
新たな出向先の上司・里見京一郎…長峰は半ば脅されるように里見と関係を持つことになったのだ。
恐ろしいほどの執着を見せる里見に、何とか抗おうとする長峰だったが抵抗はすべて退けられる。
そのうえ、里見との情交はいつしか悦楽が苦痛を凌駕するように…
そんなはずはない、そんなことは許せない。
奈落の底へ引きずり込まれていく自分を感じる長峰だったが!?
新生「椎崎夕」渾身の1作。満を持して発売決定!!