宗教
【内容紹介】
平安京が変えた神々の世界
平安京は794(延暦13)年の誕生以来、1869(明治2)年まで都であり続けた。
日本の都のなかで最長であり、日本史に大きな影響を与えた。
日本人の信仰にも大きな影響をおよぼし、神社の姿は変容・発展した。
本書では、前作『最強神社と太古の神々』と同様に、『古事記』『日本書紀』に登場する神々を祀る神社を「最強神社」と定義し、京都に鎮座する12社を取り上げる。
具体的には、平安京以前の神社の姿、桓武天皇と渡来人、最強神社の政治力・経済力、藤原氏の謎、菅原道真と怨霊信仰など。
最強神社12社・注目神社19社のリストとマップも付属。
これまでとは異なる京都を、神社を知ることができる1冊。
【目次】
はじめに
京都の最強神社・注目神社マップ(1)
京都の最強神社・注目神社マップ(2)
第1章 平安京以前の最強神社
第2章 桓武天皇と、怨念渦巻く平安京
第3章 最強神社の政治力・経済力
第4章 最強神社から読み解く藤原氏の謎
第5章 怨霊から神になった菅原道真
第6章 神の都と、神社の変容
おわりに
京都の最強神社・注目神社リスト
【著者略歴】
作家、宗教学者。
1953年、東京都生まれ。
東京大学文学部宗教学科卒業、同大学大学院人文科学研究科博士課程修了(宗教学専攻)。
放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員を経て現在、東京通信大学非常勤講師。
著書に『葬式は、要らない』(幻冬舎新書)、『創価学会 完全版』(新潮新書)、『死に方の思想』『宗教にはなぜ金が集まるのか』『最強神社と太古の神々』(いずれも祥伝社新書)など。
本郷和人氏との共著に『鎌倉仏教のミカタ』(祥伝社新書)。