芸術・美術
【内容紹介】
ヴィジュアルをメインにした誌面構成で、既存のアートの価値観にとらわれず、個性的なアーティストや作品を紹介。
各作家、たっぷりページを使い、大きな図版で掲載しています。
◎掲載作家・展示
下崎滋彦、天久高広、松本ナオキ、中村キク、塚本穴骨、櫻井紅子、前田彩華、酒井崇、石塚ちえ、須川まきこ、ケロッピー前田、小林嵯峨、ゲバルト:制度の暴力に対する抵抗の変遷
▼ARTISTS
◎下崎滋彦<<立体>>★福井という土地にこだわり、石や木との対話を続ける
◎天久高広<<絵画・立体>>★漆黒の闇に浮かび上がる、白骨化した幻想動物
◎松本ナオキ<<彫刻>>★薄い鉄の板を叩いて生み出す、ユニークでぬくもりある動物たち
◎中村キク<<絵画>>★異形が、自分だけの時間を謳歌する、詩的な空想世界
◎塚本穴骨<<絵画>>★マチエールの中に閉じ込められた、か弱いものへの愛おしさ
◎櫻井紅子<<人形>>★安寧に過ごせる「禁域」で、「その時」を待つ人形たち
◎前田彩華<<絵画>>★神仏などを、エロスや妖しさまとう存在として、墨を基調に巧みに描く
◎酒井崇<<絵画>>★ボールペンならではの表現で、普遍的な美を問う
◎石塚ちえ<<絵画>>★朦朧とした不可思議な光景から広がっていくイマジネーション
◎須川まきこ<<絵画>>★和紙にアクリルで描いた作品も、シンプルながら印象的
◎ケロッピー前田<<写真>>★世界の身体改造30年の軌跡を写真作品で総覧
◎小林嵯峨<<舞踏>>★舞踏家としての50年の時間を往還する試み
▼TOPICS
◎ゲバルト:制度の暴力に対する抵抗の変遷★アート/芸術は、命の尊厳と自由を守るための最前線だ
【目次】
▼ARTISTS
◎下崎滋彦<<立体>>
?笏谷石はとてもおしゃべり。
その素材感に引っ張られるように形が見つかる。
★福井という土地にこだわり、石や木との対話を続ける
/文・志賀信夫
◎天久高広<<絵画・立体>>
?リアリティある幻の生物の骨格化石
★漆黒の闇に浮かび上がる、白骨化した幻想動物
/文・志賀信夫
◎松本ナオキ<<彫刻>>
?霊長類はなぜ、上を見上げているのだろう
★薄い鉄の板を叩いて生み出す、ユニークでぬくもりある動物たち
◎中村キク<<絵画>>
?満月が照らし、鉱物が輝く、マジカルな場所
★異形が、自分だけの時間を謳歌する、詩的な空想世界
◎塚本穴骨<<絵画>>
?動物にも人間にもなりきれない存在との姉妹関係
★マチエールの中に閉じ込められた、か弱いものへの愛おしさ
◎櫻井紅子<<人形>>
?この人形たちは、愛されるためだけに生まれてきた
★安寧に過ごせる「禁域」で、「その時」を待つ人形たち
/写真・田中流
◎前田彩華<<絵画>>
?身体や性などの神秘も大胆に探究
★神仏などを、エロスや妖しさまとう存在として、墨を基調に巧みに描く
◎酒井崇<<絵画>>
?消せないがゆえに、感覚が研ぎ澄まされる
★ボールペンならではの表現で、普遍的な美を問う
/文・志賀信夫
◎石塚ちえ<<絵画>>
?継ぎ接ぎされた思い出の隠喩のようなもの
★朦朧とした不可思議な光景から広がっていくイマジネーション
◎須川まきこ<<絵画>>
?快活さで世界を明るく染める小さなキャラたち
★和紙にアクリルで描いた作品も、シンプルながら印象的
◎ケロッピー前田<<写真>>
?機械を埋め込むサイバーパンクの未来が現実に
★世界の身体改造30年の軌跡を写真作品で総覧
/文・ケロッピー前田
◎小林嵯峨<<舞踏>>
?土方巽の幻の振付を、現在の自身の身体で作り直した
★舞踏家としての50年の時間を往還する試み
/文・竹重伸一、写真・小野塚誠・小杉朋子
▼TOPICS
◎ゲバルト:制度の暴力に対する抵抗の変遷
?アートを武器に、本来の〈ゲバルト〉の復権を目論む
★アート/芸術は、命の尊厳と自由を守るための最前線だ
/文・石川雷太、写真・太湯雅晴・石川雷太
表紙及び目次背景/下崎滋彦 <<王様はそれでもまだ想う>>
執筆者名を省略した記事/文・沙月樹京