管理番号 | BO4402656 | 出版社 | 鳥影社 | 発売日 | 2024/03/19 | 定価 | 4,180円 | ||
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著 | ヴォルフラム・フォン・エッシェンバハ | 著 | 小栗友一 | ||||||
カテゴリ |
ドイツエッセイ・随筆
【内容紹介】
キリスト教徒と異教徒間の戦いを、両方の視点から重層的に描いた「ヴィレハルム」は、優れた十字軍文学として、今日的価値を持つ。
さらに小品「ティトゥレル」と叙情詩を追加し、中世盛期ドイツの最も重要と言われる詩人の作品を完訳。
【目次】
ヴィレハルム
第一巻 アリシャンツの敗北
第二巻 ヴィーヴィーアンツの死とヴィレハルムのオランシェへの帰還
第三巻 ヴィレハルムのムンレーウーンへの旅
第四巻 救援をめぐる葛藤。
辺境伯とレンネヴァルトのオランシェへの出立
第五巻 援軍のオランシェ集結
テラメールとギーブルクの対話、ギーブルクとヴィレハルムの再会、ギーブルクとヘイムリーヒの対話
第六巻 ギーブルクとレンネヴァルトの邂逅。
諸侯会議
第七巻 キリスト教徒軍のアリシャンツへの行軍と異教徒軍の戦闘準備
第八巻 アリシャンツの決戦
第九巻 キリスト教徒軍の大勝利
系図
ティトゥレル
断片一
断片二
系図
叙情詩
解説
文献一覧
【著者略歴】
ヴォルフラム・フォン・エッシェンバハ
(Wolfram von Eschenbach、 1170年代 - 1220年頃)
中世ドイツの詩人。
『ニーベルンゲンの歌』とともに中世ドイツ文学の最も重要な叙事的作品とされる『パルチヴァール』または『パルツィヴァール』(ドイツ語: Parzival)は彼によるものである。
叙事詩の他の2作品、十字軍文学でありながら「寛容の精神」を訴える『ヴィレハルム』と若い男女の瑞々しい恋を悲劇の予感を漂わせながら描写する『ティトゥレル』も魅力的である。
また、ミンネザングの歌人として、写本によって伝えられた作品の数は少ないが、極めて優れた叙情詩も残している。