キリスト教
【内容紹介】
長く日本の実践神学を牽引してきた著者の渾身の講演・論文集
「説教」「礼拝」「魂への配慮」「伝道」「教会形成」など、実践神学のさまざまな主題をめぐる講演と論文を収録。
「『ハイデルベルク信仰問答』は、ただひとつの慰めとしての主イエス・キリストと、そのみわざを語り、その慰めに生きる共同体としての教会の姿勢を明示しました。トゥルンアイゼンが現代において、それを語り直してくれました。慰めを語り、生きる共同体としての教会を、どのように、地上に形造り、そこに生きるか、それは牧師が信徒とともに果たす、神からいただいた課題です。本書でさまざまな具体的課題が語られているのですが、そこに一貫しているのは、そのことです。キリストの慰めを語り、そこに生きる共同体の形成です。そこで、本書の書名も生まれたのです」(「はじめに」より)。
【著者略歴】
1929 年、ハルピンに生まれる。東京大学文学部哲学科卒業、東京神学大学大学院修士課程修了。1986 年まで東京神学大学教授(実践神学)。1986/87 年、ハイデルベルク大学客員教授。1995/97 年、国際説教学会会長。1997年まで日本基督教団鎌倉雪ノ下教会牧師。現在、説教塾主宰、日本基督教団隠退教師。著書 『加藤常昭信仰講話』(全7 巻)、『加藤常昭説教全集』(全37 巻)、『愛の手紙・説教』、『出来事の言葉・説教』、『説教批判・説教分析』など多数。訳書 R. ボーレン『神が美しくなられるために』Chr. メラー『慰めの共同体・教会』、『説教黙想集成』(全3 巻)など多数。