医学
【内容紹介】
2人に1人ががんに罹患する時代。大切なのは “これからの時間をどこでどう過ごすか”。
闘病のあらゆる拘束を受けない自由を、できるかぎり長く--。
「がん薬物療法専門医」の資格をいち早く取得し、
最前線で携わってきた著者が患者さんの21の不安から導く、がん治療へのリアルな思い。
がんを宣告されて真っ先に考えるのは「あとどれだけ生きられるのか」。
しかし、医師から告げられる余命すべてが、自分の使える時間ではない。
通院、治療、入院……それらを除くと、残された猶予は案外わずか。
ただの延命ではなく、その人らしい生活を送るための手引き書。
【目次】
序章 新しい「ホスピタルフリー・サバイバル」
第1章 患者さんの疑問に答える まず知ってほしいこと
1 もう治らないんですか?
2 標準治療より良い治療はないんですか?
3 私に残された時間はどのくらいですか?
第2章 患者さんの疑問に答える 抗がん剤以外の治療
4 放射線治療(粒子線治療)で治らないですか?
5 免疫治療で治らないですか?
6 漢方薬やビタミン剤はがんに効きませんか?
7 「がん遺伝子パネル検査」で治療できないですか?
8 セカンドオピニオンを聞いてみてもいいですか?
9 先生がいいと思う治療をしてくれませんか?
第3章 患者さんの疑問に答える 抗がん剤治療
10 抗がん剤治療は入院で受けられないですか?
11 抗がん剤がつらかったら止めてもいいですか?
12 体調が悪いと抗がん剤治療は受けられませんか?
13 どんな時に入院するんですか?
14 抗がん剤治療は日常生活にどのくらい影響しますか?
15 抗がん剤治療を受けないのも不安なんですが?
16 私の病院には腫瘍内科がないのですが?
第4章 患者さんの疑問に答える 緩和治療
17 抗がん剤治療ができなくなったらどうなるんですか?
18 緩和治療ってどんな治療ですか?
19 QOLってなんですか?
20 「良い死」ってあるんですか?
21 死にたくないんです。なんとかなりませんか?