管理番号 | BO4357184 | 出版社 | 法政大学出版局 | 発売日 | 2023/12/11 | 定価 | 3,960円 | ||
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著 | ラシード・ハーリディー | 著 | 鈴木啓之 | 著 | 山本健介 | ||||
カテゴリ |
ヨーロッパ史・西洋史
【内容紹介】
アラファートらPLO幹部やサイードなど知識人たちと親交のあったパレスチナ研究大家の初邦訳。
膨大なインタビューと、確かな知識に裏打ちされた歴史叙述をベースに、イギリス委任統治政府に追放された伯父や国連に勤務していた父親の話、イスラエルのレバノン侵攻で娘を抱えて逃げた自身の経験など家族史を織り交ぜ、強大な権力に翻弄されてきた民族の一世紀を描き出す。
彼らの自決権が否定されてきた先に現在の混迷がある。
【目次】
序章
第1章 最初の宣戦布告 1917~1939年
第2章 第二の宣戦布告 1947~1948年
第3章 第三の宣戦布告 1967年
第4章 第四の宣戦布告 1982年
第5章 第五の宣戦布告 1987~1995年
第6章 第六の宣戦布告 2000~2014年
終章 パレスチナ戦争の1世紀
訳者あとがき
索引
【著者略歴】
ラシード・ハーリディー
(Rashid Khalidi)
1948年、米国ニューヨーク生まれ。博士。コロンビア大学エドワード・サイード現代アラブ研究教授。ベイルート・アメリカン大学(AUB)で教鞭を執り、2003年より現職。パレスチナ研究機構(IPS)発行Journal of Palestine Studies編集委員。中東近現代史を幅広く専門とする。1982年にイスラエルによるレバノン侵攻に現地で遭遇し、Under Siege: PLO Decision-Making during the 1982 War (Columbia University Press、 1986) を著す。1991~93年にマドリードとワシントンでイスラエルとパレスチナの和平交渉に顧問として参加。Brokers of Deceit: How the U.S. has Undermined Peace in the Middle East (Beacon Press、 2013) など、米国によるパレスチナ問題への関与についても著作多数。