絵本
【内容紹介】
海近くの町でお母さんと幸せに暮らしていたスズ。しかしある嵐の日、仕事に行ったお母さんが戻ってくることはありませんでした。一人で暮らすようになったスズは「海の長老」から「波を編む仕事」をまかされ、夢中で波を編むようになりました。銀の糸で編まれていく波のレースは、きらめきながらスルスルと伸びていきます--美しい文と絵で紡ぐ、珠玉のファンタジー。
【著者略歴】
子育て中に童話の創作を始める。休日はライアー演奏ほか、いろいろな手づくりを楽しむ。2022年、第23回えほん大賞ストーリー部門にて本作が大賞に選ばれる。著書に『金木犀の咲く頃に』(2008年、文芸社ビジュアルアート)がある。佐賀県在住。