社会
【内容紹介】
高校生の著者は、小さいころから苦手(ディスグラフィア)があり、当時の母親は、就学相談に行くほど息子の将来に悩んでいたと言う。苦手さから小学校で居場所がなくなり、自分が不安を抱えていることを心配した母親が、外の世界で講座や体験に参加することを提案。その中で、小学2年生の時にプログラミングにはまりだす。好きなことを見つけた著者は、より専門性の高い場で好きなことを追求していき、VR制作作品や科学の世界で各賞を受賞し、小学5年生の時、「孫正義育英財団 」2期生に合格。得意が更に加速していき、「ギフテッド」と周りから呼ばれるようになっていく(本人に自覚はない)。本書の1部では、自分が苦手で苦労(特に学校で)したことから、書字の苦手をICTで補い、自分を知り、居場所を探すまでを伝える。2部では、自分が得意をどう見つけ、どう伸ばしていったのかを数々の場とともに紹介。母親も、息子のできないことではなく、できることが光るまでを伝えるために時々登場。
【目次】
1部 苦手(短所)と得意(長所)がはげしい僕が高校に入学するまでにしてきたこと
1章 みんなとちがってうまくできないことがある
2章 自分の脳を知る
3章 僕の苦手(短所)を理解していく
4章 場所探しの旅ー小学校から高校受験まで
2部 ギフテッド(?)と呼ばれるようになった僕が大好きなことを見つけ将来やりたいことが見えてくるまで
5章 興味のある様々な講座や団体に参加
6章 僕の世界が詰まったプログラミング
【著者略歴】
森下 礼智 (もりした らいと)
2007年、東京都文京区生まれ。IQが平均より高い傾向がある。特に言語性と空間認知能力が突出していて、物を回転、展開して考えるのが得意。2018年、「公益財団法人孫正義育英財団」2期生合格。苦手なことがあり、小学校時代は悩んだが、ICTを駆使して現在は乗り越えつつある。趣味の合う友人たちと鉄道に乗る旅や、3DCGの作品作りが大好きな高校生。