児童書
teens’ best selections/イギリス人の父親と日本人の母親を持つ中3の陸は、バスケ部の豪大から何かと絡まれ、暴力を受けている。一方、母親の再婚を機に岡山から京都に引っ越してきた中2の美雨は、学校にも、家にも、居場所がなく、京都の町をさまよい歩いては時間をつぶす毎日。いつものようにさまよい歩いていたとき、ショーウインドウに飾られた器が月明かりに一瞬きらめくのを見た美雨は、その美しさに心奪われる。そのときの胸の高鳴りが、美雨を思わぬところに誘っていく……。それぞれに自分のアイデンティティを探すなかで辿り着く、「漆」がつなぐ陸と美雨、ふたりの出逢い。京都を舞台に、伝統工芸の「漆」「金継ぎ」を扱いながら、子どもたちを取り巻く社会問題をも描いた青春小説。***************【目次】1.おれって、何者?2.あたしって、自意識過剰?3.「バス」4.骨董屋5.十円ハゲ6.「月光」7.蛇の木8.大也9.「バス2」10.漆芸修復師11.傷跡12.ペインペイン。ゴーアウェイ13.傷だらけの木14.出会い15.なんか、おれ。負けてる気がする16.マグカップ17.勉強するのはなんのため?18.合格祝い19.いさかい20.ありのまま21.ホームパーティー22.つなぐ23.萌芽更新