社会
コロナ騒動で心がどんよりしている人に是非読んで頂きたい。残念なことに、コロナウイルス禍が人類にもたらしたのは「不寛容」「優性思想」「自国第一主義」「ファシズム」「ブロック経済」「貧困」「失業」……等々、第二次世界大戦前夜のような様相ということになりそうです。そんななか、人々を支え、癒しを与えるのは広く寛容な心で誰にでも救いを与える?宗教?的な考えかたでしょう。本書はカトリック東京教区名誉司教であり、真生会館理事長でもある著者が?人を支え、人に支えて貰い?生きていく充実感を得るにはどういう心構えでいれはいいかを、実例を交えて説いたもの。図らずして想像を絶する体験をしながらも、生きる姿勢をしっかり持ち続けた人たちの姿は読む者を深く感動させ、前向きな気持ちにさせてくれます。