日本文学
【内容紹介】
あの日、長いながい初恋が始まった-。
児童養護施設で出会った少女が、その後の人生に光と影を落とす。
すれ違う想いは重なるときが来るのか・・・純情性愛譚!
双子の兄弟である恵介と良平は12歳の冬、児童養護施設で暮らすことになった。
周囲と馴染めないままだったある雪の日、新しい入所者がやってくる。
まるでアイドルのように見えた少女は泉美といった。
自分たちには確かな絆があると信じ、決して恵まれたとはいえない日々を、三人で寄り添いながら過ごしていた。
だが、恵介が養子として引き取られたことで、その絆に翳りが見えはじめ……。
誰かの涙に胸を衝かれた記憶を呼び覚ます、センチメンタル巡恋官能小説!
【目次】
・プロローグ
・第一章 場末の居酒屋で
・第二章 もどかしい恋
・第三章 火照った女体
・第四章 一抹の不安
・第五章 雪も溶けるほど