日本文学
【内容紹介】
内田百□生誕百年記念 第一回 岡山・吉備の国文学賞 短編部門最優秀賞受賞
雪子が天使のように清らかで愛らしく、この可憐な幼女の短い生を描くことで、強い帆船の文学となり得ている。
瀬戸内寂聴(作家)
【目次】
収録作品
黄色いコスモス
青い椅子
海の墓標
サファイアの海
タイケンビル
雀
風車
ガーネットさん
青い花
三月の雪
手
テンポラリー・マザー
【著者略歴】
1934年 京都市右京区で誕生
1953年 京都市立西京高校卒業
1953年 全電通大阪天満支部書記として就職
著書に『女の水脈』(毎日新聞社)1983年、『少女の季節』(沖積舎)1989年、『風の伝言』(かもがわ出版)1990年、『海を抱く』(新日本出版社)1992年、『奔馬河上肇の妻』(角川書店)1996年、『山の慟哭』(未来工房)1998年、『お月さまはお空のバナナ』(未来工房)1999年、『空飛ぶおばあさん』(本の泉社)2000年、『ある巨木──蔡東隆ものがたり』(かもがわ出版)2001年