日本文学
【内容紹介】
元医師と美人検事の裁き屋軍団
心臓外科医の謎の死--
病人を食い物にする悪党どもに鉄槌を!
元麻酔科医の城所拓は、闇の処刑軍団のリーダーだ。
ある日、城所はビルの屋上から墜落する男を目撃。
駆けつけると旧知の心臓外科医小野寺だった。
不審を抱いて背景を洗うや、生保や信販会社と結託して患者を喰いものにする組織と、その恐るべき構図が浮き彫りになった。
やがて、医療を蝕む病巣は、城所らにも魔の手を伸ばしたのだが! 悪をハードに抉る新ピカレスク!
【著者略歴】
1944年、東京生まれ。
明治大学卒業後、雑誌編集者を経て20代半ばに作家デビュー。
青春ハードボイルド小説などを執筆し人気を博す。
82年の『獣たちの謝肉祭』(『裁き屋』と改題)以降、ピカレスク・ハードボイルドやサスペンス・アクションに精力的に取り組む。
本書は驚愕の犯罪組織に立ち向かう闇の処刑軍団の活躍を描くシリーズの新装版である。