日本文学
【内容紹介】戦争で引き裂かれたベラルーシ女性兵の家族。必ず、生きて連れ帰る。彼らはなぜ戦うのか--。傭兵たちの戦いの原点に迫る!ミンスクで爆弾テロに巻き込まれ、瀕死の重傷を負ったリベンジャーズのリーダー、藤堂浩志。快復するまでベラルーシの片田舎で静養することになったが、面倒を見てくれていた老夫婦のもとに悲報が届く--ロシア軍とともにウクライナとの国境警備にあたっていた孫娘が、駐屯地から脱走したというのだ。浩志は老夫婦の恩義に報いるため、孫娘の捜索を始めるが……。【著者略歴】1957年名古屋市生まれ。中央大学経済学部卒業。アパレルメーカー、広告制作会社を経て、2007年『傭兵代理店』(祥伝社文庫)でデビュー。同作が人気シリーズとなり、アクション小説界の旗手となる。今作は大国の暴走を描いた「傭兵代理店・改」シリーズの、堂々の完結編である。「オッドアイ」「冷たい狂犬」「911代理店」シリーズほか、著作多数。