国内ミステリー
祥伝社文庫/【内容紹介】
奥様は名探偵!
鉄道トリック、動物ミステリ、意外な真相--
十津川警部も顔負けの推理と活躍、そして夫婦の絆!
初めての文庫化!
全国の郵便局で百円ずつ貯金する局メグが趣味の金子真由美が湯河原で殺され、姿を消した同居女性に容疑が向けられた。十津川警部の愛妻・直子は事件に注目する。友人家族が営む郵便局を、被害者が死の直前に訪れていたのだ……(「百円貯金で殺人を」)。名作鉄道ミステリ「夜行列車『日本海』の謎」など、十津川顔負けの推理で謎に挑む直子の活躍を描いた傑作集、初文庫化!
【著者略歴】
1930年、東京生まれ。数々の職業を経て、創作活動に。63年「歪んだ朝」でオール讀物推理小説新人賞、65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞、81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞など各賞を受賞したミステリの巨人。国民的名探偵十津川警部の活躍を描くシリーズでは、第4回吉川英治文庫賞を受賞した。2022年3月惜しまれつつ逝去。