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<<日本文学>> 灰と家 / 鈴木一平

買取 単行本(小説・エッセイ)
<<日本文学>> 灰と家 / 鈴木一平

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商品の詳細

JAN 9784911308011 管理番号 BN174358 発売日 2024/06/17
定価 2,200円 メーカー いぬのせなか座 型番 -
鈴木一平
カテゴリ  ≫ 書籍 ≫ 小説 ≫ 日本文学

備考

日本文学
【内容紹介】
[いぬのせなか座叢書第1弾]

散文と韻文、日記と俳句、音と語??互いがまったくの異種でありながら、自らに残されていなかったはずのポテンシャルを形成しあう、環境=レイアウトの制作。

繰り返される試行錯誤の見開きが、事物や生物、死後の私による制作の持続を担う、新たな言語を探索する。

いぬのせなか座のメンバーとして活動し、『ユリイカ』『花椿』『HAPAX』『現代詩手帖』『三田文学』『現代思想』など各誌に作品・論考を寄稿する詩人・鈴木一平の、記念すべき第一詩集。

あるいは出版版元「いぬのせなか座」としての、はじまりの一冊。

★第6回エルスール財団新人賞<現代詩部門>受賞

★第35回現代詩花椿賞最終候補

☆『現代詩手帖』『東京新聞』『BRUTUS』など各誌にて紹介

[栞文(付録小冊子)]

金子鉄夫「『灰と家』には、フレッドペリーがよく似合う」

World’s Forgotten Boy「この小論は次の詩に導かれ展開された思考の成果であり、われわれの蜂起に資する新しい集団性の構成へと寄与することを願うものである。


なまけ「なつかしさについて」

山本浩貴+h「『灰と家』を上演するための4つのノート」

【目次】
I

あじさいの花を着る鹿は

道をふさぐ石

山の背に夜が注ぎ込まれて

岸辺の木

土がおぼえた

日差しの絵

水たまりに戻る道

金具に映る月

移り住む町

神さまの誕生日

次に住む人

すべての屋根が

かげのえ

夜道のそとで

II

日記

III 

日記

空の建物

足あとに

私を繁栄させるには

夜になるまえに

木陰の跡で

水路

灰と家

名札がひとつ

雨の、雨のふる日にそなえて

西日の広場

【著者略歴】
1991年生まれ。
宮城県出身。
「いぬのせなか座」「Aa」参加。
2016年に詩集『灰と家』(いぬのせなか座)を刊行、同書で第6回エルスール財団新人賞受賞、第35回現代詩花椿賞最終候補。
主な論考に『教育装置のある生活--新しい生活(表現)様式としての「日記」』(いぬのせなか座)、「詩の媒体についての覚え書-複数の主語的統合が織りなす制作的空間」(『EKRITS』2019年5月)、「詩と実在と感覚-言語表現におけるオブジェクトの制作過程」(『三田文學』2019年冬季号)など。
「現代詩アンソロジー 認識の積み木」(『美術手帖』2018年3月号)の編集・解説を担当。
現在、第2詩集を準備中。