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マイナーゲーム機好きSのレゲー話 | 伝説のホラー映画&ゲーム『スウィートホーム』

マイナーゲーム機好きSのレゲー話 | 伝説のホラー映画&ゲーム『スウィートホーム』

今年もゴールデンウィークがやってきましたね。
暑い日が度々あるので草木も眠る丑三つ時の少しヒンヤリとした空気が欲しくなります。
ということで今回は『ホラー』を取り上げてみたいと思い、そこで頭に浮かんだのが『スウィートホーム』。
猫の漫画でもキョンキョンのシングル曲でもないホラー映画の『スウィートホーム』です。

映画『スウィートホーム』は当時の特撮技術の最先端を駆使したホラー映画で、
大きな成功を収めることは出来ませんでしたがホラーマニアの間では重要な作品となりました。
ソフトはVHSとLDで販売されたのだが、その報酬を黒沢清監督に支払わなかったため裁判沙汰となりました。
その影響のためかDVD・BD化は今でも実現されていません。

出演者はレベッカのボーカルだったNOKKOや映画初出演の古館伊知郎、
今は亡き名監督の伊丹十三や名俳優の山城新伍などなど凄い顔ぶれです。
さらに密かにあの第90回アカデミー賞「メイクアップ&ヘアスタイリング賞」を受賞した
辻一弘さんもメイクで携わっています。
内容は別としてこれだけでも十二分レジェンドな作品です。

ストーリーはお宝(フレスコ画)求めて誰も住んでない屋敷に乗り込みますが、
供養塔を壊してしまったことで一行に次々と魔の手が忍び寄るというもの。
日本をまったく感じさせない洋館がミスマッチで、ちょっと遊園地のお化け屋敷のような雰囲気が
怖さを弱めているが特撮部分だけは光りまくっています。
この微妙なバランスでB級ホラー映画のほうの頂点へと登り詰めてしまいましたが、
それでもまた観てみたいという魅力がなぜかあることをお分かり頂けるだろうか?

【VHS】スウィートホーム
【LD】スウィートホーム

 

ファミコンでゲーム化もされたのだが、こちらは名作だということがあまり知られていません。
カプコンが開発・販売を担当しておりアドベンチャー要素の高いRPGという独特なゲームですが、
これが『BIOHAZARD』や『コープスパーティー』などの後のホラー系ゲームに多大な影響を与えました。

各キャラには専用の謎解き用のアイテムがあり、さらにキャラがやられると復活できない
(しかも死体はその場に残る)というリアリティがあるため場合によってはRPGには珍しく詰むことがあります。
そのため「ぎぶあっぷ」というコマンドが用意されていました。
当時のRPGでは珍しくマルチエンディングが用意されており、ホラーらしい後味悪い結末がまた素晴らしい。
じつは映画よりもゲームのほうが怖い雰囲気があるような気がします。

もし『スウィートホーム』がアクションゲームだったら『魔界村』みたいに鬼難易度になっていたかもしれませんね。
それはそれでプレイしてみたい気もします。

【ファミコン】スウィートホーム
【コミック】惨劇館(7) / 御茶漬海苔 (間宮家の惨事が描かれている漫画)
【ゲームソフト】コープスパーティー
【PCソフト】コープスパーティー
 

ついでにご紹介しておきたいのがドラキュラ映画の元祖『吸血鬼ノスフェラトゥ』(1922年)。
これは一度お蔵入りなった映画で、『吸血鬼ドラキュラ』を映画化しようとしたのですが、
許可が下りずタイトルや登場人物の名前を変えて制作されました。
最終的に裁判で負けプリントは全て破棄されましたが、
破棄を免れたプリントは1960〜1970年代初頭に復元され上映したところ再評価を獲ました。

元祖は無声映画であるが数あるドラキュラ映画には無い不気味な雰囲気が漂っており、
元祖にして最高傑作と言っても過言では無い素晴らしいホラー映画です。
1979年にリメイクされているが、最近またリメイクされる予定らしいので注目だ!!
『スウィートホーム』もいつかはDVD・BDで観れるようになるといいですね。
『お蔵入り』はクールなのだ!!

【映像ソフト】ノスフェラトゥ 商品一覧
 

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