名キーボード奏者、キース・エマーソン

洋楽好きな駿河屋通販部Sでございます。
1970年代辺りから活躍してきたアーティストの訃報が多くなってきていますが、
年齢的に仕方がないことでしょうか。
しかし、エマーソン・レイク&パーマー(以下EL&P)のキーボード奏者、
キース・エマーソンの訃報は非常にショックであり、こんな最期は信じられません。
名盤「タルカス」「恐怖の頭脳改革」を悲しい気持ちで聴く日が来るとは非常に残念です。
日本では「The Score」がワールド・プロレスリングのオープニング・テーマに使われたり、
アニメ映画の名作「幻魔大戦」の音楽を手掛けられたことで知られているかと思い ます。
初期プログレッシヴ・ロックを代表するバンドの一つであったEL&Pのサウンドは今聴いても衝撃的です。
1960年代後半からロックにクラシックやジャズの手法を持ち込むバンドが現れ初め、
そしてそのサウンドを決定付けたバンドのひとつが EL&Pでした。
ハモンドオルガンやアナログ・シンセサイザーを駆使し、
斬新なサウンドを作り出すキースの演奏は、その後続々と登場する
プログレ・バンドのキー ボード奏者に多大な影響を与えており、
イエスのリック・ウェイクマンと並ぶ、もう一人のキーボードの魔術師と言っても過言ではないかと思います。
キースのアナログ・シンセサイザーを駆使してのサウンドはダイナミックでありますが、
それよりもステージでの演奏がまた凄いです。
当時のシンセサイザーは現代のように簡単に別の音に設定できるようなものでは
ありませんでしたのでステージ向けではなかったのですが、
キースはそれを持ち込み、演奏しながら音を変化させるツマミと格闘していました。
観ている側として何を操作してるのか全く意味不明だったですが、
狙った音を出そうと奮闘する姿はカッコ良かったです。
EL&Pを初めて目にしましたのは、NHKのBSで放送された1970年ワイト島フェスティバルの映像で、
ほんのちょっとだけの映像でしたが これも衝撃的でした。
EL&Pはこの時がデビューで、キースはハモンドオルガンで
スプリングリバーブの衝撃音を出すためにオルガンを大胆に揺らし始めたので目 が点になりました。
(ついでにハード・ロックの名バンド、ディープ・パープルのオルガンソロで聴けるノイズもこの手法)
演奏も前衛的でしたので当時の自分にはあまり理解できませんでしたが、
なぜかそれが魅力的でそれが自分がプログレッシヴ・ロックへのめり込むきっ かけの一つとなりました。
キースは4月に来日する予定があったそうで、
さらに小室哲哉さんのツイッターによると対談する予定もあったらしいです。
先月YouTubeに来日に向けてのメッセージもアップされたばかりで本当に残念です。
心からご冥福をお祈りいたします。
R.I.P.
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