マイナーゲーム機好きSのレゲー話 | メガドライブ傑作RPG『ファンタシースター 千年紀の終りに』前編

ちょっと昔に米スミソニアン博物館で開催された『アート・オブ・ビデオゲーム展』では
様々な機種とその代表作が4本並べられました。
メガドライブは
『アースワーム・ジム』『ガンスターヒーローズ』『デューン II:バトル・フォー・アラキス』
そして『ファンタシースター 千年紀の終りに』の海外版『ファンタシースターIV』が入りました。
『ファンタシースター 千年紀の終りに』は歴史に残る傑作RPGですが、
まあいつの時代も『ドラクエ』と『FF』ですかね。
影に隠れがちで知らない人はけっこう多いかと思います。
『ファンタシースターシリーズ』は今現在はオンラインRPGとして
多くの人から支持を受けていますが最初は王道RPGとしてスタートしました。
斬新な設定やハードを活かしたグラフィック、サウンドで挑むも
なかなか多くのRPGファンの心を掴むことが出来ず苦戦続きだったと思います。
試行錯誤を繰り返して行き、シリーズの集大成となった
『ファンタシースター 千年紀の終りに』は完璧と言っていいほどの完成度を見せました。
今回はシリーズ最高傑作『ファンタシースター 千年紀の終りに』をご紹介する前に
まずは1作目から振り返ってみたいと思います。
第1作は1987年にセガ・マークIIIで当時としては大容量の4メガロムと、
当時としては珍しいバッテリーバックアップを採用したカートリッジで発売されました。
FM音源にも対応してたので密かに豪華なRPGでした。
1987年はファミコンで『ドラゴンクエストII』『ファイナルファンタジーI』
などのRPGが続々と発売されブームが起こった年です。
セガもそんな波に乗ろうと制作したと思うのですが、
これがセガらしくなかなか異色のRPGでした。
主人公は女性、世界観はSFファンタジー、ダンジョンが3Dで
しかもアニメーションが滑らか、敵がアニメーションするなどオリジナリティがありました。
あとは普通ですので今プレイすると物足りないかもしれないが当時はそれでも最先端でしたね。
1989年にはメガドライブに移り『ファンタシースターII ~還らざる時の終わりに~』を発売。
グラフィックの質が大幅に向上し、今度は味方キャラもアニメーションするようになりました。
調整不足で難易度が高くなってしまったという点が惜しいがメガドラ史に残る名作です。
1990年に『ファンタシースターIII 時の継承者』 が発売されるが、
なんと開発スタッフを総入れ替えしてしまったことで別のRPGになってしまいました。
3世代に渡るストーリーやマルチエンディングなど新しい試みは良いのですが
『ファンタシースター』感が失われてしまいました。
戦闘シーンもショボくなり敵キャラもコレジャナイ感が漂う!
ストーリーが3世代に渡るということで登場人物が多いですが、
キャラデザが良いため美男美女が多い点は救いかもしれない。
そして1993年、容量は当時としては多めの24メガロムを使った
『ファンタシースター 千年紀の終りに』を発売。
4作目であるが初めてプレイする人でも楽しめるようにストーリーが工夫されており、
それまでの作品をプレイした人はより楽しめる内容になっています。
タイトルも『IV』でなく外伝的な感じのサブタイトル『千年紀の終りに』
となっていますが、海外では『IV』として発売されました。
後編に続く!
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