ふーみんが選ぶイチ押しライトノベル －魔王？そんなものよりもゴブリンだ「ゴブリンスレイヤー」－

物語大好きふーみんです。

先月ついに、このライトノベルがすごい2017が発表されましたね。
第13回目となる今回の初受賞作品は全部で7作品。もちろん全部読んできました！
というわけで、初受賞作品の中でも私が特におすすめしたい作品をご紹介します☆


⇒ゴブリンスレイヤー

著者：蝸牛くも
イラスト：神奈月昇

「俺は世界を救わない。ゴブリンを殺すだけだ」
魔王の軍勢が蔓延るその世界で、最弱とされるゴブリンと、そのゴブリンだけを狩り続ける主人公ゴブリンスレイヤー。
そんな彼らの、世界の隅で繰り広げられている小さな戦いの物語です。

「ファンタジー」と聞けば、最近だと「異世界・転生ファンタジー」がスッと脳裏に浮かぶと思いますが、本作は純ファンタジー(ダークファンタジーよりですが)。
主人公がゴブリン相手に無双するものの、最強ではないところが魅力です。
ゴブリンを研究し尽くし、ゴブリンに対して最大限の準備とアイテムの使用を惜しまない「ゴブリンスレイヤー」だからこその無双！
孫子の言葉を借りるなら「彼を知り己を知れば、百戦して殆うからず」がまさにピッタリな主人公です。

そして、本作のもうひとつの特長が、登場人物に名前がなく、代わりに「女神官」「妖精弓手」などの固有名詞で表現されているところです。
最初は少し違和感を覚えるものの、慣れてしまえば名前よりもずっと登場人物を覚えやすく想像しやすい！
人の名前を覚えるのが苦手な人でも、問題なしに読めちゃいます。

健気で小柄な女神官、ツンデレ妖精弓手、ムードメーカー的存在の鉱人道師、パーティのまとめ役の蜥蜴僧侶といった個性豊かなパーティメンバー。
「クエスト」「多種族」「魔法」とファンタジーに欠かせない要素と魅力が詰め込まれた作品です。
気になった方はぜひ読んで、思う存分ファンタジーの世界を堪能してください！


⇒GA文庫作品

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