社会
本書のテーマは、世界的なヒット商品の陰に部品専業メーカーの技術革新、そしてそれを支える経営革新の存在と歴史、さらに現在まで綿々と受け継がれてきたその魂の存在である。帝国通信工業株式会社は、第2次世界大戦敗戦の前年に通信機器の部品メーカーとなるべく創業されたが、戦争の終結によって、一時期は生産も開発も中止されたという歴史をもつ創業80年に及ぶ老舗企業である。創業当初からの常軌を逸した経営環境、市場環境の中で、自社の持つ製品開発、製造技術、市場開発と、あらゆる革新が求められ、目に見えない革新が帝国通信工業を強くしてきた。その革新の歴史の中心にあるのが、「ものづくりに関する大切な工程は、できる限り自社で手掛けたい」という創業者の信念である。要素技術に磨きをかけ、素材研究から設計、設備構築から量産工程までを自社で行える電子部品メーカーとして成長してきたことが、その成長の要因となっている。「要素技術」とは製品やサービスを構成するための、基本的な個々の技術のことを指す。これらの技術は単体で使用されることもあるが、多くの場合では要素技術を組み合わせることによって、複雑な製品やシステムを構築するために活用されている。帝国通信工業では電子基盤印刷の素材開発から開発するなど、競合他社ではできない技術の革新を行ってきたのである。本書は、家電製品をはじめ、自動車やヘルスケア機器などに電子部品を供給し続けている同社の開発、製造の各ポジションの担当者に丹念な取材を行い、同社に引き継がれる創業者の信念と革新の魂の継承を丁寧に説明し、創業80周年の歴史と共に綴ったものである。
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<<社会>> 80年続いてきた革新 / 帝国通信工業株式会社
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商品の詳細
JAN | 9784478085202 | 管理番号 | BO4884073 | 発売日 | 2025/01/30 |
定価 | 1,760円 | メーカー | ダイヤモンド社 | 型番 | - |
著 | 帝国通信工業株式会社 | ||||
カテゴリ | 本 ≫ 書籍 ≫ 政治・経済・社会 ≫ 社会 |
備考
