芸術・美術
【内容紹介】
芸術の「自由」はどこに?
芸術と社会は時に対立し、表現の自由と倫理的制約は複雑な関係にある。
その中で歴史修正主義や検閲が、権力の維持やプロパガンダのために使われてきた。
芸術が社会に与える影響に焦点を当て、芸術が社会において果たす役割を探求する。
【目次】
はじめに 加須屋明子
HOMO ARTIFEX 芸術における自由について レシェク・ソスノフスキ(加須屋明子 訳)
戦後の歴史認識 日本とポーランド 吉岡洋
新しい回帰 アンダ・ロッテンベルク(加須屋明子 訳)
ロマン・インガルデン 人間と創造する義務 レシェク・ソスノフスキ(加須屋明子 訳)
芸術と民主主義 ポーランドと日本の事例から 加須屋明子
「展示」という制度と大衆 文化の基層構造から美術制度を捉える- 山下晃平
芸術の伝統 近代化と検閲 マリア・ブレヴィンスカ(加須屋明子 訳)
ホロコースト芸術に対するポーランドの歴史政策 ピョトル・フォレツキ(加須屋明子 訳)
戦争の記憶と忘却 日本とポーランド- 重田園江
ホロコースト写真をめぐる倫理的諸問題 カダン、 <<諸国民なかの正義の人>>、カラー写真 加藤有子
国家主義者による記憶の流用について ピョトル・リプソン(加須屋明子 訳)
ウェストスプレイニング 中東欧諸国における政治歴史的主体の回復 現代美術作家の諸例から パヴェウ・パフチャレク
高度情報化社会における検閲の考え方-AI時代を見据えて- 井出明
ラウンドテーブル・ディスカッション 加須屋明子 編
おわりに 加須屋明子
参考文献一覧
図版出典一覧
〔ワークショップ報告〕音響実践としてのブリコラージュ 芸術表現の自由に関する国際会議への芸術的実践的貢献として- 講師 ダニエル・コニウシュ 司会 加須屋明子
行事一覧/ List of events
概要/ Summary
執筆者一覧
事項索引
人名索引
【著者略歴】
京都市立芸術大学美術学部・大学院美術研究科教授。
京都大学大学院博士後期課程単位取得満期退学(美学美術史学専攻)。
ヤギェロン大学(クラクフ、ポーランド)哲学研究所美学研究室留学。
国立国際美術館位主任学芸員を経て、現在、京都市立芸術大学美術学部・大学院美術研究科教授。
博士(文学)。
専門は近・現代美術、美学。
主な著書『現代美術の場としてのポーランド カントルからの継承と変容』(創元社、2021年)、『ポーランドの前衛美術?生き延びるための「応用ファンタジー」』( 創元社、2014年)など。
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<<芸術・美術>> 芸術と社会 / 加須屋明子
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商品の詳細
JAN | 9784805509852 | 管理番号 | BO4877918 | 発売日 | 2024/11/05 |
定価 | 3,300円 | メーカー | 中央公論美術出版 | 型番 | - |
著 | 加須屋明子 | ||||
カテゴリ | 本 ≫ 書籍 ≫ 芸術・アート ≫ 芸術・美術 |
備考
