社会科学
【内容紹介】
私たちは日常的に「人の話をきく」ことをしています。
しかし、実際には「何のために相手の話をきくのか」はあまり意識せず、何となく自分に必要なことをきいていることが多いのではないでしょうか。
つまり「きいているつもり」になっていることが多いと思います。
本書の著者が行うリーダー向けの研修でも、「上手なきき方ができていますか?」と尋ねると、やはり「もちろん、ちゃんときくようにしています」という答えが返ってくるといいます。
しかし、現場では「きく」ことについて色々な悩みを相談されることが多いというのです。
「気づいたら、相手の話をきくどころか、ほとんど自分がしゃべっていた」
「相手の言いたいことを先取りしてしまった」
「気づいたら、お説教をしてしまっていた」
「つい、そうじゃないよと否定してしまっていた」
「相手が話し終えるまで待てず、解決策を言ってしまった」
「相手が黙り込んでしまって、気まずい状態で終わってしまった」
このような「きき方」を続けているかぎりコミュニケーションはうまくいきませんし、人を育てることにもつながりません。
国際NLP認定トレーナー・聴き方マスター師範である著者は、年間150日以上、人材育成の研修に取り組んでいます。
人間心理学を活かした、わかりやすい研修は大好評で、リピート率は98%以上の実績を持ち、高い評価を得ています。
とくに「自分で考え動くことができる人材」の育成がますます求められているなか、「うまくいかない」というリーダーたちからの相談が増えているといいます。
「きく」の漢字には「聴く」と「聞く」と「訊く」がありますが、人を育てるリーダーに求められる重要な資質は「Beingとして聴く」力であるというのが、本書でいちばん伝えたいことです。
読みすすめると、これまでどんな「きき方」をしてきたのかを振り返ることができ、人を育てるリーダーに必要な「聴き方」がしっかりと見えてきます。
著者が「聴き方マスター講座」をスタートさせたころ、「人の話をきくなんて、その気になれば誰にだってできるでしょう。
わざわざ講座に参加して勉強するほどのことではない」という声もきこえたそうですが、今は全国に「聴き方マスター」が誕生しています。
「話をきいてもらえる環境」が危うくなってきた今、本書は聴くことの可能性を実感させてくれます。
また、すぐ応用できる「聴き方」のコツはすぐに活用でき、実践書としてもおすすめです。
【目次】
プロローグ 聴くことのゴールは相手の自立
1章 聴くために必要な準備
2章 何が聴くことを妨げるのか
3章 聴くために必要な「共感」
4章 聴いているつもりの落とし穴
5章 聴くことを阻む六つのバイアスパターン
6章 「何を話しても大丈夫」という聴き方
7章 相手への理解を深める実践的アプローチ
8章 相手を育てる聴き手の質問力
エピローグ 気づきは成長の第一歩
【著者略歴】
有限会社ニーズ代表、NPO法人ハッピーステージ代表理事。
ANA国際線第一期選抜メンバーとして成田空港支店転属後、観察力と対話力を活かしたサービスの提供でファーストクラスのお客様から多くのお礼状を頂く。
人財育成部門に転属後は「カスタマーファースト研修」を企画し、各空港支店客室部へ展開してANAのサービス品質向上を図る。
教育担当者としての経験を活かし2003年に有限会社ニーズを設立。
年間150日以上、4000人近くの研修を20年以上にわたり実施。
リピート率は98%以上の実績。
人間心理学を活かしたわかりやすい内容と受講者との対話を大切にした研修は、参加者を引き付け、好評。
そのなかで、「人を育てるリーダー」には「聴く力」がますます重要であると認識し、研修では聴き方の重要性を伝えている。
2010年にはNPO法人ハッピーステージを立ち上げ、30年以上学んだ心理学をベースに気軽に心理学を学べる場を提供し、「聴き方マスター」の養成も進めている。
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<<社会科学>> 新・人を育てるリーダー 一流の聴き方 / 牛島留理子
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商品の詳細
JAN | 9784877954321 | 管理番号 | BO4399850 | 発売日 | 2024/01/26 |
定価 | 1,760円 | メーカー | コスモ21 | 型番 | - |
著 | 牛島留理子 | ||||
カテゴリ | 本 ≫ 書籍 ≫ 政治・経済・社会 ≫ 社会科学 |
備考
