大地の精の国の第三王子のサーシャは、同盟のために竜人の国の王と婚姻を結ぶ第二王子の兄に付き添い竜人の国を訪れるが、従者と駆け落ちした兄に代わり花嫁の役目を担う羽目に。しかし、黄金の属性を持つ兄と違い、銅の属性のサーシャに不満の色を隠さない王や竜人たちに憤慨して立ち去ろうとしたところに、「ならば俺がもらう」と暗黒色の竜が現れる。雷竜殿下と呼ばれる王弟のロウエンだった。同盟存続のために花嫁としてロウエンの下で暮らすことになったサーシャだが、見た目に反して彼が宰相として王に仕え、波風を立てないように暮らす姿に違和感を覚える。それが、ロウエンがかつて感情を昂らせて異母妹に傷を負わせたことに起因すると知ったサーシャは、感情を抑えることに慣れたロウエンに心の自由を解き放ってほしいと願うようになり…?
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